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​プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングは、立体構造物に対して、プロジェクターからの映像を重ね合わせる表現方法で、投影された立体構造物に新たな視覚的情報を付加することができます。日本において、プロジェクションマッピングが広く認知されるようになったのは、2012年のTOKYO STATION VISIONで行われた東京駅のプロジェクションマッピングです。その後、各地でプロジェクションマッピングが行われるようになりました。直近では、淡路島にてネNAKEDの「ナイトウォーク火の鳥」や大阪城にてMOMENT FACTORY の「サクヤルミナ」というナイトウォークが開催されています。現在では、プロジェクターと制御するソフトウェアがあればコンテンツ制作ができるので、個人から団体・企業までと幅広い規模で制作ができ、様々なプロジェクションマッピングが誕生しています。大きな建物や平面状の壁から、より複雑な面を持つ立体構造物への投影 (ドームの屋根・雪まつりなど)や、特殊なインクで描かれた絵と連動して、投影映像が動き出すインタラクティブ性のある作品が発表されています。プロジェクションマッピングは、 単に立体構造物に映像を投影するだけのものから、より複合的なジャンルへとステップアップしました。

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作品

東京プロジェクションマッピングアワード ​森羅万象

2019年11月16日の東京ビッグサイトにて開催された、東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.4にて上映した作品です。本アワードは、企画書を提出した全国から44チーム中13チームが選抜され、約4ヶ月という制作期間で作品を制作するというもので、海外からの出場チームなど国際色が豊かなコンペティションでした。私たちのチームは3つの学校が連携してつくられた合弁チームで、私はその代表として制作を行っています。

​イオンモール大和郡山 プロジェクションマッピング

阪南大学経営情報学部花川ゼミに特別講師として在籍中、奈良県大和郡山市のイオンモール大和郡山にて学生たちを中心に制作・上映を行いました。制作・上映にあたっては、私が代表を務め、学生たちに指導などを行っています。

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​あの日見た、マーマレード。

大学の講義室を展示空間として、講義室の壁面にプロジェクターが白い窓を浮かび上がらせる映像を投影した作品です。その壁面近くの机上にはマーマレードの入ったガラス瓶を設置しており、ガラス瓶の近くで音を鳴らすと白い窓にオレンジ色の液体が付着し、夕方の映像に変化するようになっています。

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海と雷鳴2019

本作品は、クリプトン・フューチャー・メディアの「初音ミクV3」を使用した作品です。
制作については△coda氏、2人体制で制作を行いました。作品には「海と雷鳴」という曲を使用し、「海中の暗闇から抜け出し、雷が鳴る場所へ向かう」というコンセプトで△coda氏が作曲しています
。この楽曲をモチーフとして、水槽を設置して水槽内に水と白い板を入れています。水槽内に向かって、キャラクターの映像を投影し、水中で歌うような表現がされています。また、水槽手前にはセンサーが設置しており、センサー上に手を出すとそれに合わせてキャラクターの目・手が動くようになっています。

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